慣れない着物でお出かけの際に、どう対処すればいいのか分からないことも多々ございます。
そんなときの為に簡単な対処法をご紹介いたします。


  • 上る時は、深く足をかけすぎると前裾が階段に触れて汚れるので、浅く足をかけ、上前のつま先を持ち上げ気味にて、いくぶん体の向きを斜めにして上がるときれいです。このとき、ふくらはぎが見えないように気を配りましょう。降りるときも同じように、少し斜め向きに。視線は降りる方向の少し先に落とした方が背が丸くなりません。

  • 手荷物は左手にまとめて持ち、バッグなどの手提げや抱える物も、ひじを体からつけて、体の内側に小じんまりと持ち、右手は上前を軽く押さえます。立ち姿は体を心持ち斜めに向け、片方のつま先を少し開いて重心を前に、手は自然に体の脇に添えます。

  • お茶席のきものや帯は、道具の色や柄と同じ物を選ばないこと。裾などに道具の色や柄が染めてあれば、座った時に膝の下になり招いてくれた茶人に対して失礼です。

  • 座ったままお辞儀をするときは、頭だけをピョコンと折り曲げたり、畳におでこをすりつけるようにしてお尻を上げては品が落ちます。上半身を静かに曲げ、両手を畳につけてお辞儀します。

  • 草履、バッグは、留袖・振袖・訪問着などの改まった装いの時は、綴(つづれ)や佐賀錦織、古代織、ビーズのものを。草履は少し台の厚い、かかとの高いものにしましょう。 礼装用の髪飾りは、べっこうやパール。サンゴやヒスイのかんざしは街着用です。礼装にイヤリングやネックレスは禁物です。腕時計はバッグの中に、懐中時計は帯の間にはさむとよいでしょう。

  • 訪問先では、主人がおみえになるまで座布団に座らないで待ちます。案内の人にすすめられて座っている場合は、主人がみえたら座布団よりおりて、手をついて挨拶をします。 手みやげを差し出すときは、和室では座ってから両手で畳の上か机の上に差し出すこと。洋室では、立ち上がって手渡します。

  • 洋間では、帯を椅子の背から5㎝ほど離して浅めに腰かけます。裾線は、前からも横からもまっすぐになるように、腰をかけたら両ひざの脇線を整え、余分はひざ裏に入れ込みます。両足は少し斜めにして、後ろに引いた形がしとやかに見えます。長い袂(たもと)はひざの上に重ね、その上に両手を(右手を上に組んで)のせます。

  • 足がしびれたときは、両足の親指を上下に動かして直します。 しびれ強いときは、目立たないように腰をおろして足首と親指を ぐっと曲げ、その上に腰をおろしていると直ります。立つときも、しばらく腰をおろしてから立つと、足下がふらつきません。

  • 毛皮の衿巻は洋服用です。きものには、ショールやストールを しましょう。ショールをかける場合は、衿を抜いたドレッシーな装いの時は衿元を見せ、紬やウールの街着には衿元にかぶせてかけます。

  • 背筋をまっすぐ伸ばして、両肩の力を軽く抜く。両手をももに軽くつけ、あごを引き、つま先を内側に向けるような気持ちで歩く。歩幅は洋服の時より狭くする。急ぐ場合は大股にせず、歩く速度を速める。日本間を歩く時は、敷居や畳のへりは踏まないようにするのが原則です。
 【きもの基礎知識】 各部位の名称  きものの格  TPO  コーディネート例  きもののマナー  丸中の採寸方法
 【きものを着てみる】 着物を着る前に  きものの着付け  袋帯の帯結び
 【お手入れ方法・たたみ方】 お手入れ方法  振袖のたたみ方  訪問着のたたみ方  袋帯のたたみ方  長襦袢のたたみ方  丸中のきものクリーニング